事故の特徴

軽貨物の事故の特徴

国土交通省の資料が示す、軽貨物自動車の事故の特徴(追突・出会い頭・人との事故)と、運転者への指導の点、事故の記録への残し方を整理します。

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国土交通省の資料は、事業用の軽貨物自動車の事故の特徴を、追突、交差点の出会い頭の衝突、人との事故などとして示しています。このページは、確認できた特徴だけを整理し、運転者への指導と事故の記録のどこへつなげるかを示します。

自社の事故が「追突」「出会い頭」「人との事故」のどれに当たるかを、事故の記録に残して見比べられるようにすれば、このページの確認は終わりです。

国土交通省が示す事故の特徴

関東運輸局が掲載する国土交通省の通知は、事業用の軽貨物自動車の死亡・重傷事故件数が、令和3年に平成28年と比べて約8割増えたと書いています。軽貨物自動車は、追突や交差点における出会い頭の衝突事故が多いことが特徴だとも書かれています。

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国土交通省の資料が示す、軽貨物自動車の事故の特徴
特徴資料の書き方出典
追突と出会い頭人身事故のうち約6割が、追突と出会い頭衝突による事故国土交通省の指導・監督の解説(交通事故総合分析センター「事業用自動車の交通事故統計」令和5年版を出典とする図)
出会い頭衝突の多さ保有台数1万台当たりの件数が、軽貨物以外の事業用貨物自動車の約5倍(令和3年)同上。通知の別添資料は約5.2倍と書く
人との事故軽貨物は、軽貨物以外と比べて「人との事故」の件数の割合が大きい通知の別添資料「事業用軽貨物自動車の事故の特徴」
法令違反の種類法令違反のうち「安全不確認」による事故の件数が一番多い同上
運転者の年代他の車種と比べて20歳代の割合が大きい同上

指導・監督の解説は、死亡事故について、交差点等における人との事故や追突事故が多いことも挙げています。

資料が示す運転者への指導の点

同じ通知は、追突や出会い頭の事故を防ぐために、次の点に気を付けて指導を行うよう求めています。

  • 運転中にスマートフォン等を使用したり、カーナビの画面を注視したりしないこと。
  • 交差点に一時停止の標識があるときは、一時停止を守ること。停止線で止まるだけでなく、交差点内が目視できるところでもう一度一時停止や安全確認をするか、十分に安全な速度で通行すること。
  • 住宅街など見通しの悪い道路では、自動車、自転車、歩行者などが飛び出してくる可能性があるため、安全確認を怠らず通行すること。

追突の防止については、指導・監督の解説が、国土交通省の「トラック追突事故防止マニュアル」を参考にするよう勧めています。解説が挙げる点は、業務前点呼で管理者とよく話す、十分に睡眠をとる、きちんと休む、車間距離をとる、脇見をしない、業務後点呼で気づいたことを報告する、同僚運転者とよく話し合う、の6つです。

運転中の端末操作は運転中のスマートフォン操作の禁止で、運転者への指導の対象と頻度は一般的な指導及び監督で確認できます。

事故の記録で自社の傾向を見る

指導・監督の解説は、一般的な傾向に加えて、運んでいる荷物、走る道路、時間帯によって起こりうる事故が違うため、自社や地域の事故の特性を調べて対策を講じるよう求めています。調べるための材料が、事故の記録です。事故の記録は、事故があった都度、輸送安全規則で定める項目を書いて残します。

記録の「当時の状況」に、追突、出会い頭、人との事故などの分け方を一言添えておくと、後から件数を見比べられます。書き方の見本は事故の記録の記載例にあります。事故にならなかった出来事はヒヤリ・ハットの記録に残せます。事故のあとの順番は事故対応の流れで確認できます。

確認を混同しやすい点

ここに書いた割合は、自社の事故の割合ではありません。全国の事業用軽貨物自動車の人身事故についての資料の数字です。

後退時や右左折時の事故の件数は、このページでは確認していません。確認できた資料の範囲で、追突、出会い頭、人との事故を扱っています。後退の確認事項は後退時の安全確認で整理しています。

よくある質問

Q1. 軽貨物で多い事故は何ですか。
A. 国土交通省の通知は、追突と交差点における出会い頭の衝突が多いとしています。解説は、この2つで人身事故の約6割としています。

Q2. 事故の類型ごとの統計は、事業者が記録する義務がありますか。
A. このページでは、類型を記録する義務があるとは確認していません。事故の記録の項目は事故の記録で確認してください。

これらの回答は、国土交通省の通知と指導・監督の解説を、2026年10月11日に確認した内容です。

公式根拠

事故の特徴と指導の点は、関東運輸局が掲載する国土交通省の通知(別添「事業用軽貨物自動車の事故の特徴」を含む)と、国土交通省の貨物軽自動車運送事業者向け「指導及び監督」の解説(本編)にあります。

次に確かめること: 構内や駐車場でのバックは後退時の安全確認で、場面ごとの確認先は場面別の早見表で確認できます。

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