右左折時の確認

軽貨物の右左折時の安全確認

交差点を曲がるときの確認項目を、国土交通省の解説と道路交通法で整理し、安全管理者が運転者へ指導する点と記録への残し方を示します。

このページで終える確認

貨物軽自動車の右左折時に、運転者へ何を指導するかを、国土交通省の指導・監督の解説と道路交通法で整理します。右左折時の事故の件数や、巻き込み事故の発生割合は、このページでは確認していません。

内輪差に注意してゆっくり通過する、右折前に十分に減速して徐行する、対向の直進車と横断する歩行者を優先する、の3点を運転者に指導していれば、このページの確認は終わりです。

右左折で接触しやすい理由

指導・監督の解説は、貨物軽自動車は車長が短く、生活道路や信号のない交差点を走りやすい反面、右左折時に建築物の壁や塀、歩行者や自転車などに接触しやすいと書いています。建築物や塀などが死角になり、歩行者や自転車の存在に気づきにくいことも挙げています。

また、交通事故の傾向として、貨物軽自動車による人身事故の約6割が追突と出会い頭衝突だと書いています。全体の傾向は軽貨物の事故の特徴で確認できます。

運転者に指導する確認項目

表は横にスクロールできます。

右左折時の確認で、指導・監督の解説と道路交通法が挙げる点
場面確認する点根拠
交差点での右左折全般内輪差に注意して、ゆっくり通過する指導・監督の解説(日常チェックポイント)
交差点に入るときスピードを落として走行する。交差点は車や人の交錯する危険が多く潜む場所指導・監督の解説(スピードコントロール)
右折するときあらかじめ十分に減速し、徐行して右折する。右折時のスピードが横転事故を多く招いている指導・監督の解説
左折するときあらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、左側端に沿って徐行する道路交通法第34条第1項
右折するとき(進路)あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、交差点の中心の直近の内側を徐行する道路交通法第34条第2項
右折するとき(対向車)交差点で直進または左折しようとする車両があるときは、その進行を妨害しない道路交通法第37条
交差点に入るとき(周囲)交差道路を通行する車両、反対方向から右折してくる車両、交差点または直近で道路を横断する歩行者に特に注意し、できる限り安全な速度と方法で進行する道路交通法第36条第4項
積み方左右に偏った積載は、カーブ・右左折・坂道などの走行時に横転する危険がある指導・監督の解説(偏荷重)

横断歩道の歩行者

右左折の先に横断歩道があるときは、道路交通法第38条が、横断しようとする歩行者や自転車がいる場合は、横断歩道の直前で一時停止し、その通行を妨げないことを求めています。詳しくは横断歩道の歩行者優先で確認できます。

安全管理者が運転者に伝えること

指導・監督の解説の運転者向けチェックは、右左折について「内輪差に注意してゆっくりと通過しましょう」「右折時はあらかじめ十分な減速をして徐行する」と書いています。指導した日と内容は、一般的な指導及び監督の記録に残せます。ヒヤリとした場面はヒヤリハットの記録に残すと、右左折の多い場所を見直す材料になります。

事故が起きたときの記録

右左折時の接触も、事業用自動車の事故として事故の記録の対象です。順番は事故対応の流れで確認できます。

ほかのページとの分担

追突の防止は追突事故の防止で、バックする動作は後退時の安全確認で、通学路の運転は通学路・スクールゾーンの運転で扱っています。このページは、交差点を曲がる動作の確認を扱います。

左折時の自転車の巻き込みや、自転車の右側を通るときの間隔は貨物軽自動車の自転車との事故防止と確認項目で、条文と警察庁の目安を確認できます。

よくある質問

Q1. 右折のとき、対向の直進車より先に曲がってよいですか。
A. 道路交通法第37条は、交差点で右折する車両は、直進または左折しようとする車両の進行を妨害してはならないと定めています。

Q2. 内輪差の具体的な距離は、このページに載っていますか。
A. このページには載せていません。国土交通省の解説は、内輪差に注意してゆっくりと通過するよう書いていますが、距離の数値は確認していません。

これらの回答は、国土交通省の解説と道路交通法の条文を、2026年10月14日に確認した内容です。

公式根拠

右左折時の接触しやすさ、内輪差、右折時の減速、偏荷重は、国土交通省の貨物軽自動車運送事業者向け「指導及び監督」の解説(本編)にあります。条文は、e-Gov法令検索の道路交通法(第三十四条・第三十六条・第三十七条・第三十八条)で確認できます。

次に確かめること: 雨の日の運転は雨天・濡れた路面での運転で確認できます。

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