雨天時の確認

軽貨物の雨天・濡れた路面での運転

雨の日の制動距離とハイドロプレーニング現象、車間距離、運行前に点検する箇所を、国土交通省の解説と道路交通法で整理します。

このページで終える確認

通常の雨天と濡れた路面で、運転者に何を指導するかを、国土交通省の指導・監督の解説と道路交通法で整理します。冠水した道路への進入は豪雨・冠水路での運行判断で、運行の中止などを判断する異常気象時は異常気象時の措置で扱います。雨天時の速度や制動距離の具体的な数値は、このページでは確認していません。

スピードを落とす、車間距離を十分にとる、ハイドロプレーニング現象の危険を伝える、運行前にブレーキ・ワイパー・タイヤを点検する、の4点を確認していれば、このページの確認は終わりです。雨の日の路面で衝突被害軽減ブレーキに頼りすぎないための注意は、衝突被害軽減ブレーキが作動しない状況と過信の注意にあります。

雨天時のスピードと制動距離

指導・監督の解説は、スピードの影響として、制動距離はスピードに比例して長くなり、追突の危険性が高くなると書いています。そのうえで、雨天時にはさらに危険性が増すとしています。運転者向けのチェックには「雨天時などの路面が滑りやすいときには、ブレーキが効きにくくなるので、スピードを落とすことが必要です」とあります。

ハイドロプレーニング現象

同じ解説は、雨天時にはハンドルもブレーキも効かないハイドロプレーニング現象などを生じる可能性があるため、危険性がさらに増すと書いています。この現象が起きる速度や水深は、解説には書かれておらず、このページでも確認していません。

車間距離

道路交通法第26条は、同一の進路を進行している他の車両の直後を進行するときは、その直前の車両が急に停止したときにも追突を避けることができるため必要な距離を保たなければならないと定めています。解説も、制動距離が長いことを考慮して十分な車間距離を保ち、早めのブレーキを心がけるよう書いています。追突の防止は追突事故の防止で確認できます。

運行前に点検する箇所

解説の日常点検の表には、雨の日の視界と制動に関わる次の項目があります。

表は横にスクロールできます。

日常点検の表のうち、雨天の視界と制動に関わる項目
点検箇所点検項目
ブレーキ・ペダル踏みしろ、ブレーキのきき
ワイパー拭き取りの状態
ウインド・ウォッシャ噴射状態、タンクの液量
タイヤ空気圧、取付けの状態、亀裂、損傷、異状な摩耗、溝の深さ
灯火装置、方向指示器点灯・点滅具合、汚れ、損傷

点検の結果の残し方は日常点検の記録で確認できます。暗くなってからの灯火は夜間・薄暮時の運転で扱っています。

道路交通法の定め

道路交通法第70条は、車両等の運転者が、道路、交通、車両の状況に応じて、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならないと定めています。雨で路面が濡れている状況も、この義務の下にあります。

ほかのページとの分担

濃霧・強風のときは濃霧・強風時の貨物軽自動車の運行判断と確認項目で整理しています。雪や凍結は積雪・凍結路の運行前の確認で整理しています。事故があった場合は事故の記録の対象です。

よくある質問

Q1. 雨の日は、何km/h以下で走れば安全ですか。
A. このページでは、雨天時の速度の数値基準を確認していません。国土交通省の解説は、路面が滑りやすいときはブレーキが効きにくくなるので、スピードを落とすよう求めています。

Q2. ハイドロプレーニング現象とは何ですか。
A. 国土交通省の解説は、雨天時に、ハンドルもブレーキも効かなくなる現象として挙げています。起きる速度や水深は、解説に書かれていません。

これらの回答は、国土交通省の解説と道路交通法の条文を、2026年10月14日に確認した内容です。

公式根拠

雨天時のスピード、ハイドロプレーニング現象、日常点検の項目は、国土交通省の貨物軽自動車運送事業者向け「指導及び監督」の解説(本編)にあります。条文は、e-Gov法令検索の道路交通法(第二十六条・第七十条)で確認できます。

次に確かめること: 曲がるときの確認は右左折時の安全確認で確認できます。

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