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高速道路は一般道と違い、停車が原則禁止で、後ろの車の速度も高くなります。貨物軽自動車でも条文は同じで、合流の仕方、車間距離、故障したときの表示と避難が、事故と違反の分かれ目になります。このページでは、道路交通法が定めていることと、道路管理者が案内している実際の手順を、確認できた範囲だけ整理します。連続運転時間と休憩の定めは連続運転4時間と休憩、事故が起きたときの流れは事故が起きたときの対応の流れで確認できます。高速道路に限らず、路上で故障したときの表示と備える用具は、路上故障時の表示と車に備える用具で確認できます。
高速道路では、本線を通行する車の進行を妨げずに合流し、直前の車が急に止まっても追突しない距離を保ち、故障したときは後続車に表示して、車の後方の防護柵の外へ避難します。
条文が書いていること
表は横にスクロールできます。
| 条文 | 書かれていること |
|---|---|
| 第75条の6(本線車道に入る場合) | 本線車道に入ろうとする自動車は、その本線車道を通行する自動車があるときは、その進行妨害をしてはならない(交差点で交通整理が行われているときを除く)。 |
| 第75条の7(出入りの方法) | 本線車道に入るとき、加速車線があればその加速車線を通行する。出るときは、あらかじめ前から出口に接続する車両通行帯を通行し、減速車線があればそれを通行する。 |
| 第26条(車間距離の保持) | 同一の進路の直前の車両等が急に停止しても追突を避けられる距離を保つ。高速自動車国道等での違反は第119条第1項第4号の罰則の対象。 |
| 第75条の4・施行令第27条の3(最低速度) | 高速自動車国道の本線車道では、道路標識等の指定がない区間は毎時50キロメートルに達しない速度で進行してはならない。法令により減速する場合と、危険を防ぐためやむを得ない場合は除く。 |
| 施行令第27条(最高速度) | 本線車道と加速・減速車線での普通自動車(三輪と、けん引する構造・装置のあるものを除く)の最高速度は毎時100キロメートル。区分は車の種類で決まる。 |
| 第75条の8(停車・駐車の禁止) | 法令・警察官の命令・危険防止のための一時停止を除き、停車も駐車もしてはならない。故障等でやむを得ず、十分な幅員のある路肩・路側帯に停めるときなどは例外。 |
| 第75条の11(故障等の場合の措置) | 本線車道等とこれに接する路肩・路側帯で運転できなくなったときは、故障等で停止していることを表示する。本線車道等で運転できなくなったときは、速やかに本線車道等以外の場所へ移動するための措置を講じる。 |
確認日: 2026年10月13日。e-Gov法令検索の原文で確認しました。「高速自動車国道等」は高速自動車国道と自動車専用道路をいいます。
運転の中で確かめること
1. 合流。加速車線があるときは、その車線を通って本線に入ります。本線を走る車がいるときは、その進行を妨げないことが条文の内容です。渋滞する合流部では、NEXCO中日本が、加速車線の先頭まで進んで1台ずつ交互に合流する「ファスナー合流」への協力を呼びかけています。
2. 車間距離。条文は具体的な距離を書いていません。NEXCO西日本は、乾燥した路面で新しいタイヤなら、時速100キロメートルで約100メートル、時速80キロメートルで約80メートルを示し、雨やタイヤの摩耗があるときは約2倍としています。時速100キロメートルでは1秒間に約28メートル進むため、わき見も追突の原因になるとも案内しています。
3. 速度。最高速度は車の区分で決まり、普通自動車は毎時100キロメートルです。貨物軽自動車の多くはこの区分に当たると考えられますが、個々の車の区分は車検証の数値等で確認してください。最低速度は標識の指定がなければ毎時50キロメートルです。
4. 休憩。NEXCO東日本は、高速道路を走行中に眠気や疲れを感じたら、無理をせず最寄りの休憩施設で休憩するよう案内しています。同じ発表で、高速道路に乗ってから1時間以内、または走行距離100キロメートル未満での死亡事故が半分を占めると示しています(2015年の発表資料)。路肩での休憩は、前述の第75条の8の例外に書かれていません。
故障したときの手順
第75条の11は、故障等で運転できなくなったときの表示と、本線車道等以外への移動のための措置を求めています。施行令第27条の6は、表示を停止表示器材で行うこと、夜間は夜間用、夜間以外は昼間用の器材を使うこと(トンネルの中など視界が200メートル以下の場所では夜間用)、後方から来る運転者が見やすい位置に置くことを定めています。実際の手順は、道路管理者のNEXCO中日本が次のとおり案内しています。
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 1. 歩き回らない | 高速道路上で人がはねられる重大事故が多発しています。車外への避難中・待機中、当事者同士の話し合い中、通報中、路肩での修理中などに注意します。 |
| 2. 後続車に合図 | ハザードランプの点灯、発炎筒の着火、停止表示器材の設置(道路交通法第75条の11)の3点で合図します。器材は車の後方に無理のない範囲で置き、設置に向かうときは車線から離れ、防護柵より外側を通ります。 |
| 3. 安全な場所へ避難 | 運転者も同乗者も全員、自車より後方の、ガードレールなどの防護柵より外側へ避難します。車内は安全地帯ではなく、後続車に追突されて亡くなった事故が起きています。 |
| 4. 避難してから通報 | 110番、非常電話、道路緊急ダイヤル(#9910)のいずれかで、発生場所、故障の状況、負傷者の有無を伝えます。レッカー会社に連絡した場合や自分で対処できる場合も、避難したうえで通報します。 |
停止表示器材や発炎筒が車に積まれているか、使い方を運転者が知っているかは、乗務前の確認事項として運行する側が決めておく内容です。車への備え付けの要件はこのページでは確認していません。
違反したときに書かれていること
高速自動車国道等での車間距離の保持違反は、第119条第1項第4号により3月以下の拘禁刑又は5万円以下の罰金の対象です。最低速度(第75条の4)と、故障等の表示(第75条の11第1項)の違反は、第120条第1項により5万円以下の罰金の対象です。ただし、交通反則通告制度の対象となる違反では、施行令が点数と反則金を定めています。
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| 違反の種類 | 基礎点数 | 反則金(普通車) |
|---|---|---|
| 高速自動車国道等車間距離不保持(第26条) | 2点 | 9,000円 |
| 最低速度違反(第75条の4) | 1点 | 6,000円 |
| 本線車道通行車妨害(第75条の6) | 1点 | 6,000円 |
| 故障車両表示義務違反(第75条の11第1項) | 1点 | 6,000円 |
別表第六の「普通車」は普通自動車をいいます。貨物軽自動車の多くはこの区分に当たると考えられますが、個々の車の区分は車検証の数値等で確認してください。点数と免許停止の関係は運転免許の違反点数と免許停止で確認できます。
車間距離が足りているか、やむを得ない停車に当たるかは、現場の状況で判断されます。反則金の扱いも警察の告知によります。迷うときは管轄の警察署や専門家に相談してください。
よくある質問
出典は道路交通法の第26条・第75条の4・第75条の6から第75条の8・第75条の11・第119条・第120条、道路交通法施行令の第27条・第27条の3・第27条の6・別表第二・別表第六(いずれもe-Gov法令検索)と、NEXCO中日本・NEXCO西日本・NEXCO東日本の案内です。2026年10月13日に確認しました。
Q1. 高速道路の車間距離はどのくらい必要ですか。
A. 道路管理者のNEXCO西日本は、路面が乾燥しタイヤが新しい場合で、時速100キロメートルなら約100メートル、時速80キロメートルなら約80メートルを示しています。雨で路面が濡れているときやタイヤがすり減っているときは、その約2倍とされています。
Q2. 高速道路で故障したら何をしますか。
A. NEXCO中日本は、ハザードランプの点灯、発炎筒の着火、停止表示器材の設置で後続車に合図し、運転者も同乗者も後方のガードレールなどの外側へ避難してから110番・非常電話・道路緊急ダイヤル(#9910)で通報する手順を示しています。
Q3. 路肩で休憩してもよいですか。
A. 第75条の8は、高速自動車国道等での停車と駐車を原則禁止しています。故障等でやむを得ない場合の例外はありますが、休憩のために路肩へ停めることは例外に書かれていません。眠気や疲れを感じたら休憩施設を使うことが、NEXCOの案内で勧められています。
公式根拠
条文はe-Gov法令検索の道路交通法の第26条・第75条の4・第75条の6から第75条の8・第75条の11・第119条・第120条、速度と表示の方法・点数・反則金は道路交通法施行令の第27条・第27条の3・第27条の6・別表第二・別表第六で確認しました(確認日: 2026年10月13日)。運用の案内はNEXCO中日本の事故・故障時の案内、NEXCO西日本の高速道路の5つの約束、NEXCO東日本の早めの休憩の呼びかけで確認しました。
次に確かめること: 眠気への備えは居眠り運転・眠気への備え、場面別の早見表、追突事故の防止は追突・出会い頭事故の防止、一般道の踏切での義務と立ち往生したときの措置は踏切通過の義務で確認できます。
高速道路で妨害運転を受けたときの避難先と110番通報は妨害運転(あおり運転)の罰則と対応の確認で確認できます。
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