季節の確認

全国交通安全運動の春と秋の重点

令和8年の春と秋の推進要綱で、運動重点がどう違うか、業務に使用する自動車の使用者に向けた項目は何かを原文で整理し、運動期間に軽貨物事業者が運転者へ行える確認に落とします。

このページで終える確認

結論: 令和8年の運動重点3点のうち、自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールは春も秋も同じで、違うのは1点目と2点目です。春は通学路・生活道路の歩行者とながらスマホ・歩行者優先、秋は歩行者と反射材、夕暮れ時の早めのライト点灯と飲酒運転・ながらスマホが重点です。

全国交通安全運動は、内閣府の交通対策本部が実施の都度、推進要綱で期間と運動重点を決めます。重点は季節ごとの事故の傾向に合わせて変わるため、運動期間は、運転者に季節に合った注意を伝える機会として使えます。このページでは、令和8年の春と秋の推進要綱を読み比べ、重点の違いと、事業者に向けた項目を示します。個別の法令の中身は、各項目のリンク先で確認します。

運動期間は法令上の義務の期限ではありません。春と秋の重点の違いを知っておくと、運転者への注意喚起を季節に合わせて選べます。

令和8年の期間

令和8年の全国交通安全運動(推進要綱で確認)
季節運動期間交通事故死ゼロを目指す日推進要綱の決定日
春4月6日(月)から15日(水)までの10日間4月10日(金)令和8年1月16日
秋9月21日(月)から30日(水)までの10日間9月30日(水)令和8年7月1日

確認日: 2026年10月14日。内閣府の令和8年春・秋の推進要綱で確認しました。

春と秋の運動重点の違い

表は横にスクロールできます。

令和8年の運動重点(全国重点)
順春秋
1通学路・生活道路におけるこどもを始めとする歩行者の安全確保歩行者の安全確保と反射材用品の着用促進
2「ながらスマホ」の根絶や歩行者優先等の安全運転意識の向上夕暮れ時の早めのライト点灯と飲酒運転や「ながらスマホ」の根絶
3自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底

3点目は春と秋で同じです。自動車の運転者に向けた重点は、春は2点目の「ながらスマホ」と歩行者優先、秋は2点目の夕暮れ時の早めのライト点灯と飲酒運転・ながらスマホです。秋の趣旨には、秋口から年末にかけて夜間の歩行中の死者数が多くなること、日の入り時刻が急に早まる秋口以降は夕暮れ時から夜間に重大事故が多発し、その多くが歩行者事故であることが書かれています。

業務に使用する自動車の使用者に向けた項目

推進要綱の「主な推進項目」には、業務で自動車を使う事業者に向けた項目が含まれます。次の表は、要綱の原文の項目を、季節ごとに整理したものです。

事業者に向けた推進項目(令和8年の推進要綱)
季節推進項目(要旨)詳しく確認するページ
秋夕暮れ時から夜間における死亡事故の特徴(日の入り後1時間における横断中の事故が多いなど)を踏まえた交通安全教育、ライトの早めの点灯とハイビームの活用を促す取組、自動車運送業を始めとする各種事業者による従業員への夕暮れ時以降の運転時の注意喚起を促す取組夜間・薄暮時の運転
春・秋業務中の「ながらスマホ」による交通事故を防止するため、業務に使用する自動車の使用者等による交通安全教育等を徹底させる取組運転中のスマートフォン使用
春・秋運転者に対するアルコール検知器を用いた酒気帯びの有無の確認等、業務に使用する自動車の使用者等における義務の遵守を徹底させる取組アルコールチェックの確認
春・秋横断歩道等に歩行者等がいないことが明らかな場合を除き、直前で停止可能な速度で進行する義務や、歩行者等優先義務等の遵守を促す取組横断歩道の歩行者優先
春・秋令和8年9月1日から、生活道路の法定速度が30キロメートル毎時になることの広報啓発(春は通学路・生活道路の項目、秋は歩行者の項目に記載)生活道路の運転

この表の項目は、運動で実施する取組の方向を示すものです。事業者に新しい義務を課すものではなく、アルコール検知器の使用などの義務の内容は、表の右の列のリンク先のページで条文を確認してください。

運動期間に運転者へ行える確認

次の項目は、法令が列挙しているものではなく、要綱の推進項目を事業者の日常の運行に当てはめた確認事項の例です。

季節に合わせた運転者への確認の例
季節運転者に伝える・確かめること
春の運動の前配達中にスマートフォンを手に持って画面を見ない運用になっているか。通学路・生活道路での歩行者優先、横断歩道の手前で停止できる速度で進む確認。
秋の運動の前夕方の配達で、日没前から前照灯を点ける運用にしているか。日没後1時間ほどは横断中の歩行者に注意する、と伝えているか。
両方乗務前のアルコール検知器による確認と記録が、毎回行われているか。

確認していないこと

令和9年の運動期間と運動重点は、このページでは確認していません。年末の全国的な運動は、内閣府の「全国交通安全運動について」のページが春と秋の年2回としているため、確認できませんでした。都道府県ごとの地域重点は、要綱が各地の協議会に定めさせるものであり、このページでは確認していません。

よくある質問

出典は内閣府の令和8年春・秋の全国交通安全運動推進要綱です。2026年10月14日に確認しました。

Q1. 春と秋の全国交通安全運動で、運動重点はどう違いますか。
A. 令和8年の推進要綱では、春は「通学路・生活道路におけるこどもを始めとする歩行者の安全確保」「ながらスマホの根絶や歩行者優先等の安全運転意識の向上」「自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底」の3点、秋は「歩行者の安全確保と反射材用品の着用促進」「夕暮れ時の早めのライト点灯と飲酒運転やながらスマホの根絶」「自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底」の3点です。

Q2. 交通安全運動で、事業者に義務が加わりますか。
A. 推進要綱は、運動で実施する広報啓発や教育の取組を定めたものです。このページで確認した範囲では、事業者に新しい義務を課す文言は見つかりませんでした。業務に使用する自動車の使用者等に向けた項目として、ながらスマホ防止の交通安全教育、アルコール検知器による酒気帯びの確認などの義務の遵守を徹底させる取組が挙がっています。

Q3. 令和9年の運動期間はいつですか。
A. このページでは確認していません。内閣府の公式ページは、原則として春は4月6日から、秋は9月21日から、それぞれ10日間としています。実施の都度、中央交通安全対策会議の交通対策本部が推進要綱を決めます。

公式根拠

内閣府の全国交通安全運動について、令和8年春の全国交通安全運動推進要綱、令和8年秋の全国交通安全運動推進要綱で確認しました(確認日: 2026年10月14日)。

次に確かめること: 毎月・毎年の定期の対応は年間の安全対応の一覧、運転の場面ごとの確認は場面別の早見表で確認できます。

← 年間の安全対応の一覧へ戻る